午前1時のHalfMoon

バイク・安いウヰスキー・燻製と、オタクっぽい男死の日常

美作血税一揆を再探訪・・・鏡野編③

鏡野編の続きの続きです・・・


今日は、文章ばかりなので・・・スイマセンm(__)m


さて、白装束の男を追ってた農民達・・・

新政府の手先である貞永寺村の戸長、桜井邸に押し入るが

何もなく、夕方になり山狩りに出てた者も帰って来だし

農民達にも焦りが見え出した、その時・・・

「県(新政府)に異議がある者は、ワシに付いて来い!!」

と、筆保卯太郎氏・・・もう一芝居!!

隣の和田村へ向かうのでありました。


イメージ 1

※和田の集落・・・恐そうなお爺さんが居たので、写真は1枚だけです(T_T)


和田村は貞永寺村を東に、小高い丘の上にあります。



「賤民解放令」により、農民と対等に接し

最近傲慢になった和田村(穢多集落)に対して

「今まで通り(維新前)の行いをする!と、誓約書書けば許す」
「もし従わなければ、集落は焼き討ち命も奪う」

と、一揆前夜まで取り決めてたのですが・・・

いざ蓋開けると、問答無用のいきなり襲撃!!


20戸程の集落は、ほぼ全壊一戸焼き討ちと言う始末

死傷者は出なかったモノノ、夜中に燃え上がる炎は

周辺の農民や穢多の人々への見せしめにされたのでした。


※ココで少し脱線(^^;
 広範囲に渡って農村・農民に「天狗状」と呼ばれた早文を送り
 「一揆不参加の村は放火する!!」と言う内容でした。
 コレは・・・完全なる脅迫状ですね!!

・・・そして「穢多狩り」の始まりでもありました。


イメージ 2


↑美作血税一揆経路図

5月26日から5月31日までの動きが見て取れます。


丁度キリが良いので、今日はコノ辺で・・・

それでは皆様、ごきげんようデス







☆今回のミッション&資料

〇部落(むら)を襲った一揆・・・上杉聡

〇渋染一揆・美作血税一揆の周辺
 ある墓碑銘への注・・・岩間一雄

〇和田の集落